ピーナッツ
2026年7月28日
ブロックチェーン特許売却とAI同盟、IBMの真の価値とは - 2026.07.29
こんにちは、タングン(Peanut)です。昨日IBMは$227.20まで5.05%も上昇し、強い動きを見せましたが、果たしてこの上昇トレンドを数字で完全に裏付けられるのか、冷静に判断すべき時期に来ているようです。
💼 ブロックチェーンポートフォリオ売却、白旗か
最近最も目立つ取引は、CircleがIBMのブロックチェーン特許ポートフォリオ全体を買収したというニュースです [1]。市場のあるアナリストは、これをIBMが事実上この分野から撤退(capitulated)したと評価しました [1]。かつてエンタープライズブロックチェーン市場を先取りしようと注ぎ込んだリソースと期待感を考えると、かなりの埋没費用が発生した可能性を排除できません。収益性の低い事業を整理することは財務的に正しい方向かもしれませんが、これまでの投資効率を考えると、ファンダメンタルズの観点から手放しで喜べる状況ではありません。
💼 AIとセキュリティへの路線変更
その代わり、AIとセキュリティ分野では確実に陣形を構築しようとしています。IBMはNVIDIA、Microsoftと共に「Open Secure AI Alliance」に合流しました [2]。生成AIのセキュリティ標準を主導するという戦略的な動きと読み取れます。さらに、既存のセキュリティ製品であるQRadarにも新しい脅威インテリジェンス統合機能を追加し、セキュリティ分析ラインナップを強化しています [4]。ブロックチェーンから抜いた力をAIインフラとセキュリティに集中させる意図が見えますが、これが実際の売上成長につながるかどうかは、もう少し見守る必要があります。
⚠️ 機関投資家の需給とバリュートラップへの警戒
需給面では、Arrowstreet Capitalが20万株(201,119株)以上を購入した事実が公示されるなど、機関投資家の関心は依然として続いています [3]。株価防衛にはポジティブな要因でしょう。
しかし、AI同盟への加入や機関投資家の買いが、直ちにフリーキャッシュフロー(FCF)の拡大に直結するわけではありません。私は表面的な好材料ニュースばかりを追っていると、典型的なバリュートラップに陥る危険があると考えています。ブロックチェーン事業からの撤退に見られるように、新規事業が常に成功するとは限らないからです。現在の株価水準がFCFやEV/EBITDAの観点から本当に合理的な範囲内なのか、AIインフラの投資費用が利益率を圧迫しないか、次の決算で数字による証明が必要です。華やかなタイトルの裏に隠されたコストの請求書を、細かく精査すべき時です。
📰 参考ニュース (4件)
CircleがIBMのブロックチェーン特許ポートフォリオ全体を買収:「IBMは降参した」とアナリスト - Benzinga
Benzinga · 2026.07.28
📰 元記事を見るIBM、NVIDIAやMicrosoftと共に「Open Secure AI Alliance」に参加 - Yahoo Finance Singapore
Yahoo Finance Singapore · 2026.07.27
📰 元記事を見るArrowstreet Capital Limited PartnershipがIBM株を201,119株購入 - MarketBeat
MarketBeat · 2026.07.28
📰 元記事を見るIBM、QRadarにResecurityの脅威インテリジェンス統合機能を追加 - simplywall.st
simplywall.st · 2026.07.28
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